2009年08月06日
タイヤのバースト(破裂)
本格的な夏が来て、タイヤのバーストによる出張作業も増えてきました。
あれ?他の部分はいずこへ?
例えば、この2tトラックのタイヤ。ミゾもまだまだありますが…
タイヤの横に表記してあるセリアル(タイヤの製造年週)を見てみると、
2003年製造。約6年前のタイヤです。
トラックのタイヤの空気圧は高圧で、大型ともなれば、タイヤ内側には大人の手のひらほどの面に700kg以上の内圧が常時かかっている状態なのです。
それが、夏になるとタイヤ内の温度が上がり熱膨張して、さらに空気圧が上がります。
このタイヤは、見た目ミゾもありまだまだ使えそうな感じですが、ゴムはひび割れ中身(構造材)は十分古く、トラックの内圧に耐えれるタイヤではなかったのです。
内圧に耐えきれずバースト(破裂)したと思われます。
今年(2009年)製造のフレッシュなタイヤを付け、空気圧も少し高め700kPa注入にて納品です。
乗用車も例外ではありません!
こちらのタイヤ、1本高速道路でバーストしたため交換という仕事をやらせて頂きましたが…
製造…2009年ではありません。1999年!10年前のタイヤです!
セリアルが末尾3ケタのタイヤはヤバイ!199(○)製造です!
ミゾはまぁあります。だけど、ゴムはヒビだらけ!(ヨコハマAVID!…久しぶりに見ました。)
「普段乗ることが少なく、久しぶりに高速道路走った」とのこと。
最初のタイヤもお茶屋さんのトラックで、シーズン以外はほとんど動いてないそうです。
ふたつに共通するのは、ミゾがあるけど古いタイヤ。
お盆時期、よく見かける高速道路脇でのスペア交換作業風景。
アレ、本当危険です。我々プロも細心の注意を払う仕事です。
これから高速道路をお使いの予定のドライバーさん、是非一度お車を一周してタイヤを確認してみてください。
もちろん、坂本タイヤではタイヤ点検無料で行ってます。
Posted by 坂本タイヤ at 10:04│Comments(0)
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