2012年05月19日
モンスターの空気圧
当店のお客様のご紹介にてご来店頂きましたM様、
タイヤ交換作業ありがとうございます。
このコンパクトな車体、4本のタイヤから地面に叩きつけられる250馬力。
お車は、ザ・モンスターホットハッチ、ゴルフR32でございます。
タイヤは、
スポーツと快適性の融合、ミシュランパイロットスポーツ3をチョイスです。
タイヤを外して、ゴムバルブ(空気を入れるゴム栓)を交換...。
R32のタイヤサイズは、225/40ZR18 (92Y) XL。
40扁平の薄いタイヤをホイールに組み込んでいきます。
ミシュランはサイドウォールが独特、しなやかで実は組みやすい(難易度C)。
2011年のカタログまでPS3のこのタイヤサイズ(225/40ZR18)は2種類ありました。
現在は、(92Y)XLのみ。
R32は、空気圧が高く設定できるほう、エクストラロードタイヤ(92Y) XLが指定。
給油口のフタに貼ってある、指定空気圧は280kPa~320kPa。
ちなみに、速度記号にもYとカッコY、2種類のYがあります。
Y →最高速度300km/h
(Y) →最高速度300km/h超
2人乗車時でも指定空気圧280kPa。
40扁平、高めの空気圧...。
普段はホントに街乗りメインなM様、普段の実用性や乗り心地を気になさっていました。
そういうクルマだから...!と言われたら元も子もないですが、
どんなお車でもドライバーさんの数だけ乗り方も考え方もさまざま。
ご相談して、普段はちょっと低めの空気圧、
高速道路を使う時はエアチェック、ということで様子を見てもらうことに。
アウトバーンがあり、平均速度も違うヨーロッパと同じ空気圧に設定するより、
(今回は)日本の道路を走るタイヤ空気圧、JATMA規格ベースで設定しました。
例えば、
(どんな車でも)低空気圧のタイヤで高速走行を続けると、
タイヤのたわみ運動量が増え、異常に発熱し、バースト(爆発)する危険性があります。
高速走行を超えたモンスター級高速走行を目指すなら、
モンスターが要求する空気圧以下の設定は、低空気圧になるでしょう。
Posted by 坂本タイヤ at 13:00│Comments(0)
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